今回は妊娠にとても関係のある子宮や卵巣が体のどこにあるのかについてまとめていきます。
子宮や卵巣を含む女性性器は細かく分けると
①内性器(卵管・卵巣・子宮・膣):ホルモン分泌や妊娠(卵子と精子が受精し赤ちゃんを育て出産する)に関与
②外生殖器(外陰):主に性交に関与
に分かれます。
子宮や卵巣の場所
まずは骨盤をイメージしよう
子宮や卵巣の場所を知る上で、骨盤の形からイメージできるとわかりやすいと思います。
骨盤は2枚の寛骨と仙骨と尾骨の4つのパーツから出来ています。
骨盤は骨のうつわとも言われ、紙コップのような円柱の形をした小骨盤とお風呂の桶のようなうつわ形の大骨盤からなります。
そして小骨盤が下に大骨盤が上に乗っかるようにして組み合わさっています。
子宮の位置を触って探してみよう
子宮や卵巣は小骨盤の中に入っています。小骨盤は前側に恥骨があります。
恥骨は身体の表面から触ることができます。
まずおへそに両手の親指をあて、お腹に沿って手を下げていくとアンダーヘアの辺りで硬い骨に触れます。
この硬い骨の中央が恥骨結合になります。
子宮はこの恥骨結合の奥のほうに位置しています。
実際に触ってみますと、思っていたより随分と下のほうにあると驚かれると思います。
また、卵巣は子宮から左右に手を広げたようにして付属しています。
なので子宮を真ん中に見て左右にずれたところにそれぞれ卵巣がひとつずつあります。
小骨盤には子宮のほかにも膀胱と直腸があり、子宮を挟んでいます。前から恥骨結合・膀胱・子宮・直腸・仙骨といった順に位置しています。
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