体質は変えられない――その通りです。
では
心と体の状態を決めているものは何でしょうか?
体質だから仕方ないそう思ってしまうことは
誰にでもあります。
けれど、体質が変わらなくても
心と体の状態は変えることができるのです。
DNAは変わらない設計図。
でも、その設計図のどのページを読むかは
毎日の生活で変わります。
だからこそ、
体質に縛られずに未来を変える可能性があるのです。
体質は本当に変えられないのでしょうか?
体質=設計図は同じでも
読む場所を変えれば心と体は変わります。
DNA:遺伝子⇒体質は変わらないが
行動や環境によって遺伝子の発現は変わり
心と身体への影響を変えることができます。
ちょっと難しい表現を使いますと
エピジェネティクス(遺伝子発現調節)です。
これを4段階で説明します。
1段階目
DNAは“からだの設計図”
設計図そのものは変わらないけど
どのページを使うかは毎日変わる。
- よくねむると「DNA設計図は元気になるページ」を読む
- 運動すると「DNA設計図は強くなるページ」を読む
- ストレスが多いと「DNA設計図はイライラするページ」を読んじゃう
だから、生活しだいでからだが良くなったり、悪くなったりする。
「設計図:体質は変わらないけど、読む場所:心と体の症状は変えられます。」
2段階目
DNAの文字(遺伝子)は変わらないけどその文字を“読むか読まないか”は生活で変わる
- 運動をすると「元気を作る遺伝子」が読まれる
- ストレスが多いと「炎症の遺伝子」が読まれやすい
- 睡眠不足で「太りやすい遺伝子」がONになる
こんなふうに、遺伝子のスイッチは毎日変わっています。
だから、生活習慣が → 遺伝子の働き → 身体の状態を変えていく。
3段階目
DNAの設計図は一生変わりませんが
その設計図のどこを読むかは、生活習慣で変わります。
- 食事
- 運動
- 睡眠
- ストレス
- 環境(光・温度・腸内細菌など)
これらで遺伝子の“スイッチのON/OFF”が変わり、
炎症、代謝、ホルモン、免疫などの働きが変化します。
つまり、「体質は変えられない部分もあるが、遺伝子の働き方は変えられる」
という考え方です。
4段階目
ゲノム配列そのものは変化しないが
環境因子(食事・運動・ストレス・睡眠・薬・腸内細菌)により
エピジェネティック修飾(DNAメチル化・ヒストン修飾・クロマチン構造変化)が
即座に変化し、遺伝子発現がダイナミックに変動する。
その結果
- 炎症関連遺伝子のON/OFF
- ミトコンドリア関連遺伝子の発現変化
- オートファジー遺伝子の活性化
- 抗酸化系(Nrf2)や代謝遺伝子の発現調整などが起こり
細胞機能・代謝・免疫・バリア機能などの表現型が短時間〜数日単位で変化する。
まとめ
体質そのものは変えられません。
でも、行動や環境を整え
そこに漢方を加えることで
今の心と体の症状は確かに変えられます。
設計図は変わらなくても
読むページを変えれば未来は変わります。
生活習慣と漢方の力で
心と体に新しい可能性を開いていきましょう。
体質を理解したうえで
“生活と漢方”を組み合わせれば、症状は改善できます。
どうか諦めずに私たちと一緒に取り組んでみてください。
私たち薬剤師は、その歩みをあなたと共に支えていきます。


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