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 漢方薬局 月火水金土
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肝血虚(かんけっきょ)の病理

目次

1. 肝血虚とは?

「肝が蔵血する」機能が低下し、血が不足することで全身の栄養供給が不十分となる状態

肝は血を貯蔵し、全身の組織(筋・目・爪・皮膚・子宮など)に血を供給するため

血が不足するとそれらの機能に影響が出ます。

「肝は血を蔵す」 → 血が不足すると、筋・目・爪・皮膚の機能が低下
「肝は筋を主る」 → 血が不足すると筋が栄養不足となり、痙攣やしびれが生じる
「肝は目に開竅する」 → 目の血流が低下し、視力低下・目の乾燥が起こる
「血は神を養う」 → 血が不足すると精神が不安定になり、不眠・情緒不安定に


2. 肝血虚の病因(発生要因)

病因の分類具体的な病因病理的影響
過度な思慮・ストレス(七情)過労・精神的ストレス・慢性的な緊張肝気鬱結 → 肝血の消耗・生成不足
飲食の不摂生栄養不足・血を補う食事の不足血の生成が減少し、肝血虚を引き起こす
出血(外傷・月経過多)外傷・手術・月経過多・産後血の消耗が過度になり、補充が追いつかない
脾胃虚弱による血の生成不足脾虚による気血不足食物からの栄養吸収が低下し、血が作れない
慢性疾患・加齢慢性的な病気・老化肝血の消耗が進み、補充が間に合わなくなる

3. 肝血虚の病理

🩸 肝の血が不足し、全身の組織に栄養が行き渡らなくなる

「血虚」は、全身の栄養不足を引き起こすため、多くの症状が現れる。

影響を受ける部分症状・特徴
肝の蔵血機能低下月経不順・経血量減少・無月経
筋の栄養不足筋肉のけいれん・こむら返り・脱力感
目の血流不足目のかすみ・視力低下・目の乾燥
爪・皮膚の栄養不足爪が割れやすい・皮膚が乾燥・顔色が蒼白
精神面の不調不眠・夢を多く見る・情緒不安定・焦燥感

4. 肝血虚の主な症状

症状の種類具体的な症状
目の症状目のかすみ・乾燥・視力低下
筋肉の症状こむら返り・筋のけいれん・脱力感
月経異常月経量の減少・無月経・月経痛
皮膚・爪の症状爪が割れやすい・皮膚の乾燥・顔色が蒼白
精神症状不眠・夢を多く見る・イライラ・落ち込み
舌診淡白色・薄白苔

5. 肝血虚の悪化条件

悪化要因影響
過労・睡眠不足血の消耗が進み、症状が悪化
ストレス・怒り肝気鬱結 → 血の流れがさらに悪化
過度の運動血の消耗が激しくなり、回復が追いつかない
冷え・寒さ血流が悪化し、筋肉のこわばりが増す
月経過多血がさらに消耗し、症状が悪化

6. 肝血虚の問診ポイント

  • 目の状態は? → かすみ目・乾燥・視力低下?
  • 筋肉の状態は? → こむら返り・筋のけいれん?
  • 月経の状態は? → 月経量減少・無月経・生理痛?
  • 爪や皮膚の状態は? → 爪が割れやすい・乾燥肌・顔色が青白い?
  • 精神状態は? → 不眠・イライラ・夢をよく見る?

★まとめ

  • 肝血虚は、血の不足により「目・筋・爪・皮膚・精神」に影響を及ぼす病証。
  • 主な原因は「過労・ストレス・出血・栄養不足」。
  • 症状としては、目のかすみ・こむら返り・月経異常・不眠・爪のもろさが特徴的。
  • 治療は「補血養肝」が基本で、四物湯・加味逍遙散・帰脾湯などが用いられる。
  • 生活習慣の改善が重要で、栄養バランスの良い食事やストレス管理が大切!

🩸 血を補うことで、目・筋・心の健康を維持し、健やかな日々を!

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この記事を書いた人

埼玉県羽生市にある漢方薬局・鍼灸院 眞健堂です。
眞健堂は1987年、埼玉県羽生市に漢方薬局として開業いたしました。
2021年より鍼灸院を併設。
「眞ごころをもって、地域の皆様の健康をサポートする」ことをモットーに、地域の皆様が、抱えている不調から解放され、毎日をもっと楽に、楽しく、豊かに過ごしていけるように寄り添い続けます。

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