体外受精(IVF)は高度な技術ですが
「胚の質」だけで結果が決まるわけではありません。
受け入れる側である母体の環境
とくに 炎症・腸内環境・免疫の準備 が整っているかどうかは
着床の安定に大きく関わると考えられています。
とくに
妊娠の維持に関わるTreg(制御性T細胞)は
炎症が落ち着き、腸が整い
ホルモン環境が安定しているときに働きやすくなります。
IVF前にこの“受け入れる準備”を整えておくことは
体をやさしく妊娠モードへ導くための大切なステップです。
眞健堂薬局の考える
体外受精:IVF前にやるべき免疫準備
**IVF(体外受精)前に行う「免疫準備」**を
時系列+目的別でお伝えいたします。
「炎症を鎮め → Tregを作り → 子宮に集め → ホルモンで固定する」
① 炎症リセット
② Treg誘導
③ 着床準備(移植直前〜)
① 炎症リセット
目的:Th1/Th17優位 → リセット(炎症を落とす)
原因
- 慢性子宮内膜炎
- 腸内環境
- ストレス・睡眠
食事
- 低炎症食
- 砂糖↓
- 加工食品↓
- ω3脂肪酸↑
漢方
- 炎症型:黄連解毒湯・葛根黄連黄芩湯
栄養
- ビタミンD
- 亜鉛
- オメガ3
樹状細胞を“寛容型”へ
② Treg誘導
目的:抗原特異的Tregを作る
精液曝露(超重要)
ポイント
- 同一パートナー
- 定期的な性交
「父抗原ワクチン」効果:IVF周期でも医師と相談の上で可能な範囲
腸内環境
Tregの材料を作る
食事
- 食物繊維(野菜・海藻)
- 発酵食品
漢方:土台作り
- 補中益気湯
- 六君子湯
腸=Treg工場を強化
③ 着床準備期(移植直前〜)
目的:Tregを子宮に集めて維持
ホルモン環境
- 黄体ホルモン(プロゲステロン)補充
プロゲステロン→ Treg誘導&安定化
子宮環境改善(漢方)
- 当帰芍薬散
- 温経湯
血流+着床環境
ストレス管理
- 睡眠
- 自律神経
ストレス → Th17↑ → Treg↓
重要な補助戦略
NK活性高い場合
- ビタミンD・漢方(補気+清熱)
反復流産
- 腎虚対応・六味地黄丸
腸が弱い
- 六君子湯中心
大切な3つ
① 炎症を落とす
② 精液曝露(性交による抗原教育)
③ 腸を整える
なるべく避けたいパターン
- いきなり移植
- 腸内環境無視
- 炎症残存
- 性交なし
⇒Treg準備なしでIVF(体外受精)
IVF成功は「胚の質:グレード」だけでなく「母体の免疫準備」で決まる
体外受精の前に
体を“赤ちゃんを受け入れる状態”に整えることが大切と考えます。
具体的には
炎症を落として
腸を整えて
体にこの赤ちゃんは大丈夫と覚えさせていく事と考えます。
IVFの成功は
胚の状態だけでなく
「母体がどれだけ受け入れる準備ができているか」 によっても左右されます。
炎症を落ち着かせ
腸を整え、
パートナーの遺伝子を受け入れる免疫の準備を進め
ホルモン環境を安定させていくこと。
これらはすべて
体が本来持つ“妊娠を支える力”を引き出すための土台づくりです。
焦らず
順番に、体を整えていくことが
IVFという大切なステップをより穏やかに迎えるためのサポートになります。
「赤ちゃんを受け入れる準備を整える」という視点が
これからの妊活にやさしく寄り添ってくれるはずです。


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