2025年– date –
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肝陽上亢(かんようじょうこう)の病理
1. 肝陽上亢とは? 肝の陰が不足し、陽気が制御されずに上昇しすぎる状態を指します。肝は本来、陰と陽のバランスを取りながら働いていますが、肝陰が不足すると、 肝陽... -
女性はなぜ長生きなのか
1.女性が男性より長生きする理由 人類の寿命が大幅に伸びたのは、20世紀に入ってからであります。 理由として、医学の進歩、栄養状態の改善、公衆衛生の向上、生活... -
肝陽化風(かんようかふう)の病理
1. 肝陽化風とは? 「肝陽化風」とは、肝陽が過剰に昂進し、その結果「内風(ないふう)」を生じる病態です。中医学における「風」は、変動しやすく、動きが激しい特徴... -
健康とエストロゲン
1.エストロゲンは健康の陰の主役 生殖とは、卵巣、子宮、乳腺などいわゆる生殖関連臓器以外に、 呼吸、循環、糖や脂質代謝、あるいは脳神経機能、行動など個体のあら... -
若さとエストロゲン
1.エストロゲンは抗老化ホルモン? エストロゲンは全身性の変化であり、その本態は不明な点が多いです。 最近よく抗老化(アンチエイジング)という言葉を耳にしますが... -
肝胆湿熱(かんたんしつねつ)の病理
1. 肝胆湿熱とは? ☑ 「肝胆湿熱」とは、湿邪(しつじゃ)と熱邪(ねつじゃ)が肝胆に滞り、気・血・津液の流れを阻害することで発生する病理状態。☑ 「... -
更年期とエストロゲンー2
1.閉経が早まる要因 閉経の年齢は、洋の東西を問わず昔からあまり変動していません。 閉経年齢は人種差や個人差があり、遺伝的要因も関係しています。 戦時中には、閉... -
更年期とエストロゲンー1
1.更年期障害とは 日本産科婦人科学会の定義では、閉経の前後各5年間を更年期と呼びます。 この間に現れる多様な症状の中で、精神疾患、内科的疾患、整形外科的疾患... -
妊娠とエストロゲンー2
1.エストロゲンの母体に対する作用 絨毛細胞から出るエストロゲンは、胎盤内の血管を発達させることで 胎盤の発育を促進しています。なお、胎盤発育にかかわるエスト... -
妊娠とエストロゲンー1
1.妊娠の成立には母体卵巣由来のエストロゲンが不可欠 排卵・受精・卵の子宮への輸送などの妊娠に先行するさまざまな現象、 および初期胚の着床・発育などの妊娠初期...